八角縞黒檀 極細箸 23.5cm 吉沢央志
木工作家 吉沢央志
効率やスピードが求められる大量生産の対極にあるような、静かでひたむきなものづくり。吉沢央志さんの作品からは、木という素材とじっくり向き合う、穏やかで誠実な時間が伝わってきます。
ご自身の指先の感覚を頼りに、少しずつ丁寧に形を削り出していく。使い手一人ひとりの暮らしを想い、手間を惜しまず木と向き合う姿からは、ものづくりへの純粋な愛情が感じられます。
「特別な心地よさを、毎日の食卓で気負わずに使ってほしい」
その想いは、日々の暮らしにすっと馴染む作品の佇まいだけでなく、長く使い続けるためのメンテナンスに快く応じてくださるお人柄にも表れています。ただ作って届けるだけでなく、手にした人の先の暮らしにまで寄り添い、共に道具を育ててくれる。そんな安心感と、確かな温もりを届けてくださる作り手です。
八角縞黒檀 極細箸 23.5cm 吉沢央志
テレビなどで時折目にする、十数万円もする黒檀のお箸。
「箸先1.5mmの八角形」という職人の限界に挑んだお箸は、口に入れた時の違和感を消し、料理の味わいを際立たせる素晴らしいものです。ただ、希少すぎる素材や極限の細さは、毎日の食卓で使うには少し緊張してしまうかもしれません。
木工作家の吉沢央志さんが削り出すこのお箸は、そうした高級品が持つ「口当たりの良さ」や「掴みやすさ」を、日々の食卓で気負わずに使えるようにと形にしたものです。
素材には、真っ黒な本黒檀ではなく「縞黒檀(しまこくたん)」を選んでいます。
黒檀特有のずっしりとした重みと硬さを備えつつも、暮らしに迎え入れやすい価格帯であることが魅力です。吉沢さんはその縞黒檀の中でも、できるだけ黒い部分を選んで作ってくれています。
箸先の細さは「1.8mm」
1.5mmという極限の数字ではありませんが、
一般的なお箸(2.5mm〜3mm)と比べれば圧倒的に細く、口に運んだときに箸の存在感がスッと消えるような繊細さがあります。
そして一番の特徴は、この1.8mmという細い先端まで、妥協なく「八角形」に削られていることです。
一般的な極細箸は、持ち手こそ八角形でも、先端に向かうにつれて丸くなっていくものがほとんどです。極小の細さの中で最後まで八角を残す工程は、機械では削れないため作り手の指先の感覚ひとつに委ねられます。
そうして作られたこのわずかな角のおかげで、滑りやすいうどんや小さなお豆も力むことなく自然に掴むことができます。
長さは23.5cm。女性が使うには少し長めのサイズですが、この「23.5cmの長さに、1.8mmの極細の先端」という組み合わせは、atosaki文庫のオリジナルとして吉沢さんに特別に仕立てていただいたものです。
ただ、縞黒檀は非常に硬く、「しなり」が少ない木材です。そのため極細に仕上げられた箸先は、落としたり器に強くぶつけたりすると折れてしまう繊細さを持っています。決して雑に扱えるわけではありません。
しかし、この普通より少し長くて極細なお箸を使うからこそ、食事の所作は自然と丁寧になります。
器に触れたときに響く、黒檀ならではの「コツコツ」という硬く澄んだ音。手元に意識を向け、その静かな響きを感じながら食事をしていると、どこか凛とした気持ちにさせてくれます。
■仕様・お取り扱いについて
作家:吉沢央志
素材:縞黒檀(自然木)
形状:総八角(持ち手から先端まで八角形)
寸法:長さ23.5cm / 箸先 約1.8mm(atosakiオリジナル仕様)
アフターケア:塗り直し無料(※往復送料のみお客様ご負担となります)
■お取り扱いについて
硬くしなりの少ない木材のため、落としたり強い衝撃を与えると先端が折れる場合がございます。丁寧にお取り扱いください。また、水への長時間のつけ置きや食洗機のご使用はお控えください。
もし、長年のご使用で表面が少し疲れてきたなと感じたときは、いつでもお声がけください。往復の送料のみご負担いただければ、吉沢さんが無料で塗り直しを行なってくれます。
作って終わりではなく、少しずつ手を入れて、直しながらずっと長く付き合っていく。そんな安心感も一緒にお届けできればと思います。
商品の特性とお手入れについて
https://bunko.atosaki.jp/blog/2026/07/25/173838




